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昨日は11日、今日は12日ですが、私は高山から嫁ぐことが決まった年の冬、十一と書いて"トイチ"と呼ぶ名前を持つ方とその奥様に奥飛騨、新穂高のふもと、中尾温泉のかまくら祭で会いました✨
その二年ほど前、たまたまテレビを観ていた時、奥飛騨温泉でかまくら祭をして観光客に喜んでもらおうともう何年もしているとやっていました✨
同じ飛騨でも奥飛騨は雪が半端なく降るのでさすがに車で行くのは怖いと思って避けていましたが、人が立ってま入れるかまくらが何個もあるなんて、見たことない❗❗❗
行って入ってみたいと思い、頑張って向かいました🎶
そこには8個くらい囲炉裏のあるかまくらがあって、そのうちの一つのかまくらに日本酒バーがありました🍶
粋なことに、日本酒はかまくらに突き刺さるように穴があけられ冷やされ(寒いのでどこに置いても冷えるのですが・・・)、ちゃんとカウンターもありました🍸
とても寒いのでそこで飲む日本酒がとっても体が温めてくれて、清酒と濁りのハーフ&ハーフの美味しいこと💖
お酒だけだと白ワインを飲んでいる感じ、濁りと割ると、コクと甘みが増して、これは生チョコと合いそうと思ってバーのお兄さんに話したら、
「作って持ってきてよ~😉」
と言うことで、この冬はこの小さな地域の方々に受け入れられ、昼間は変わるがわるペンションや宿屋のベッドメイキングや掃除をして、夜はかまくらの日本酒バーで生チョコ販売となりました🎶
翌年はさすがに仕事をしていたので住み込みは出来ませんでしたが、生チョコを持ってお友達誘ってお祭に行きました✨
私はバーでやっぱりお手伝いでしたが、友達は何個かあるかまくらを見に行くと言ったまま帰ってきません❗
あまりに遅いので、かまくらを見に回りました⛄
すると一つのかまくらがとても賑やかで大きな声が聞こえ、人が次々と引き込まれているではありませんか❗❗❗
一体、そこには何者がいるのか❗❗❗
覗いてみると…関西弁で、「俺が搗いて来た餅食ってかんか~い🍘」
と、わがもの顔で囲炉裏で丸餅を焼いて振る舞っているではありませんか❗❗❗❗
草餅もあるし、エビのおもち(その時まで紅いお餅をあまり見たことがありませんでした)まで、ラップに包まれて、見るからに手作りです❗
その会場でも、市販の袋に入ったお餅は売っていましたが、
「あんなもん、くえっか~い🍘」「俺の搗いて来たのん食えや~」
と・・・
一応、会場スタッフの方な立場だったので、それとなく
「どちらからお越しですか~?」
と聞いてみると、
「ね~ちゃん、岸和田って知ってっか~?そのあたりや~。だんじりって知ってっか~?日本一の祭やでぇ」
と、・・・
「えーと、わたし、今年、そちらの方に嫁ぐのですが・・・私の彼は、こんなに関西弁じゃない感じですが、岸和田ってそんな感じの方便なんですね~✨」
「えー❗❗❗ほんまかいなぁ~❗そりゃあ~こんな偶然ないから、あんた、岸和田来て誰も知った人おらんのやから、旦那と喧嘩したら、うちき~や」
と、友達成立✨✨✨
本当に嫁いでからも仲良くさせてもらっていて、地元の人間じゃないのに、だんじり祭では一等席で毎年見ることが出来るのもトイチさんのお陰様です🎶(まだ喧嘩して逃げたことはありません~💖)
ということで、今日はお仕事終わってからトイチさんのお宅にお礼を持っていったところでした~🎶
袖すりあうも他生の縁と言うけれど、人生に一つも無駄がない、サクセスストーリーを持って皆生まれてきているなぁ~と思います✨✨✨
まさかあんな雪山の奥飛騨で泉州の人に出会うなんて、しかも
ここらのボスみたいな貫禄があって、なんかそのことも、こちらに来て心細かったのの一隅の光でした✨✨✨
そんな不思議なお話でした🎶
是非、奥飛騨、中尾温泉郷のかまくら祭もお越しください~💖
かまくら祭のホームページから抜粋しました✨


